季節の変わり目と自律神経 ホメオスタシス

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秋ですね。

朝は寒くて霧が立ち込めて、ん?今日は曇りかな?と思うも日中になると霧は晴れ、夏のままじゃないか??と思うくらいに気温がぐんとあがり、また夕方になるとすぅっと冷えてきて五時を過ぎればあっという間に暗くなる。秋晴れが続いているのは嬉しいけれど、この寒暖差が体に応えておられる方も多いようです。何を着たらよいか迷うし、油断して薄着で出かけてしまって、夕方には急に冷え込んできたり 気温のことだけでなく、日暮れが早くなる、暗くなるのが早くなってくるとどことなくもの寂しくなったり、天気も変わりやすく気圧の上下も大きくなるし、そのことに体は影響を受けます。季節の変わり目は体も心も不安定になりがちですね。

 

自律神経が乱れますね。

 

と、今日もふくろうの森に来られた方とそんなことを話していました。

 

自律神経の話が出てホメオスタシスのことを思い出してすこし調べてみました。

 

院長が天使に見えたときもホメオスタシスのことを書きましたが、知れば知るほどたいしたもんだ!のホメオスタシス。

 

ホメオスタシスとは『外の世界が変化(気温、天気、気圧など)していたとしても、体内の状態(体温、血液、呼吸、脈、排せつ、筋肉の収縮、姿勢を保つなどなど)を一定に維持できる能力のこと』をいうそう。ホメオスタシスを機能させるために働いてくれているのが私たちの自律神経。

 

ホメオスタシスという言葉そのものは『変化しない』という意味があるそうなのですが、その変化しない、変化させないために24時間休みなく静かに、でもものすごく働いてくれている。そんな機能があるということを改めて知ると驚異的でわが身への感謝と畏怖の念が湧いてきます。そしてそんなことわたしの意識がわかっていようがいまいがお構いなしのごとく、今この瞬間も働いてくれている。人の、動物の、命あるものの、持っている能力すごいですね。

 

そして、季節の変わり目はとくに自律神経さんたちの頑張り時なのだろうなんて思いました。なにせ外の世界が次の季節に変わろうとしているのに体の調子を変わらないように一定に保ちたいのだから。体のあちこちに指令をだしたり、現場へ駆けつけたり細かく忙しく動いてくれているのでしょう。

それもすべて無意識下でやってくれているというのだから、ものすごい大サービスに感じます。

季節の変わり目は自律神経が乱れやすい。とはよく聞くことですが、この移ろっていく季節に頑張ってくれていると思うと、自律神経が少しでもスムーズにその仕事を全うできるように気持ちを向けられたらと思ったり。

 

って、どうしたらいいんだ??と、そんなことを院長と話していたら 今は東洋医学や漢方でいうところの秋の土用のころだし、胃を大切にすることがまず大切。暴飲暴食を避けて、季節のものをじっくり味わって、ゆっくりお風呂に入って、あったかい布団でぐっすり眠る そして次の季節にむけて体をリセットしておくことが大切だよね と教えてくれました。なるほど、あっという間にやってくる寒い冬に向けて体をリセットしておく。

 

ゆっくり過ごす、リセットタイムは自律神経の働きにもよさそうです。